学校案内

学校長挨拶

学校長 塩川 哲男学校長 
塩川 哲男

 看護師となる夢をふくらませて、本校への入学を志望されておられる皆さんに本校の教育理念や、受験にあたって留意すること等についてお話しさせていただきます。

1 本校の教育理念について

 本校は、北海道勤労者医療協会の19年間の准看護婦養成教育の歴史と経験に基づき、1979年4月に開校されました。1984年4月に3年課程(看護学科)を設置し現在に至っています。
 本校では開校以来、一貫して次頁にあるような教育理念に基づいて、看護の知識や技術の学びとともに、科学的思考に裏づけられた民主主義とヒューマニズムを身につけることを重視して来ました。
 看護師は、事実に即して考えることを強く求められる職業です。患者さんの病気の状態などを単に表面的に観察するのではなく、患者さんを科学的に観察することが必要とされます。そのためには、自然科学や、社会科学への理解を深めて、「何だろう」さらに「何故だろう」と主体的に深く学ぶこと、そして一般教養も広く学ぶことが大切です。したがって、皆さんの自主的で自治的な諸活動や、地域社会との交流も期待されます。
 また、皆さんの学習は、一人一人の努力が基本ですが、さらに理解を深めるためには、仲間と協力し合うことが重要です。学内での授業をはじめ病院や診療所などでの見学や実習も、クラスやグループでの学びあいがなければ本当の意味での学習にはなりません。本校は、特にこのように同じ目的を持つ仲間を大切にして学びあい、皆さんの持つ秘めた能力を発揮して成長しあうことにも力を注いでいます。

2 受験にあたって

 少子高齢社会を迎えて看護師の仕事は多様化しています。病院の急性期病棟や救急外来における対応、慢性期の病院や診療所、そして地域での訪問看護と予防・保健活動には看護師の役割が一層必要とされています。
 看護をはじめ医療は一方通行ではありません。「医療は患者と医療者との『共同の営み』」であると、わたしたちは考えています。すなわち、患者の個性と人権を尊重し、患者の立場を理解し寄り添うことができる看護師の養成をめざしています。
 本校では、入学筆記試験の点数だけではなく、面接と高校時代やその他の諸資料などを充分に考慮に入れて総合的に検討して合格者を決定します。
 読書や新聞などを通して人間的な幅や社会的な視野を広げておくことも重要です。また本校は「日本国憲法の理念に基づいた教育」を行っています。受験に際して日本国憲法についての理解を深めておいていただきたいと思います。
 コロナ禍がつづくなか、健康に留意して看護師をめざそうとする初心を貫いてください。入学式でお会いできるのを楽しみにしております。

PAGETOP
勤医協札幌看護専門学校
〒007-0871 北海道札幌市東区伏古11条1丁目1番15号
TEL 011-783-8557 FAX 011-784-5460
Copyright © 勤医協札幌看護学校 All Rights Reserved.