教務主任挨拶
教務主任 久保田千香子
超高齢社会の今、看護師の活躍する場は拡大し、地域包括ケアの時代となりました。広く活躍できる看護師の力が今後ますます求められてきます。たくさんの人が、未来の看護を担う人々の活躍に期待しています。
本校では、生命への尊厳はもちろんのこと、看護の対象となる人々の生活や地域・社会にしっかりと目を向けて、健康に過ごせることを支援できる看護職の育成を目指しています。そして日本国憲法の理念に基づき、基本的人権を尊重し、多職種とともに連携できる看護職の育成をめざしたカリキュラムとなっています。
1年生より人々の生活や労働から健康問題やSDH（健康の社会的決定要因）について考え、3年生の社会学や社会保障論に連動させて看護の役割を学びます。また、生化学、解剖生理学、病理学などを学んだ後、自ら知識を統合させていき、「生命活動演習」に向かいます。この演習は本校オリジナル科目となっており、協同学習を通して人間の巧妙な生命活動の理解を深めクラスで学びを交流するというものです。
地域・在宅看護論実習では、本校の設置主体である北海道勤医協の地域実践と経験を土台に、豊富なフィールドで協力を得て展開しています。対象の地域での生活に触れ、医療チームへの期待や願いを知り、看護職に求められる役割について考えます。また、「平和と医療」を学ぶ地域医療論で沖縄研修旅行も位置付けられ、学習を通し交流も行っています。
そうやって3年間、同じ目標を持つ仲間たちと日々切磋琢磨し、みんなで国家試験を乗り越えていきます。
ともに学びともに成長し、看護師になる夢を「勤看」で叶えましょう。全力で応援します。
